マイクロチップで迷子犬・迷子猫対策をする必要性とは。装着義務化への動きも加速?

マイクロチップで迷子犬・迷子猫対策をする必要性とは。装着義務化への動きも加速?

ペットにマイクロチップを埋め込むという流れが加速していて、ペットショップで販売されている猫や犬にもマイクロチップが埋め込まれた状態で展示されているのが増えました。

オウチに迎え入れたときは付いていない場合、今からでも付けた方がいいのかな?と迷っている方も多いと思いますが、メリットとデメリットを天秤にかけて決めましょう。

マイクロチップを付けるメリット

  • 脱走して保護されると連絡が来る安心感を得られる
  • 迷子札が付いていなくても安心できる
  • 地震など有事の際も安心できる

マイクロチップを体内に埋め込んであると、地震など有事の際に安心できるだけではなく、もし脱走した場合でも、誰かに保護されて動物病院や行政へ引き渡されれば連絡が入る可能性が高くなります。

マイクロチップを付けるデメリット

  • 電磁波による健康被害が懸念される(影響はないとの見方が強い)
  • 埋め込んだマイクロチップが関節まで移動して破損するリスク
  • 単純に数千円の費用負担が必要となる

逆にマイクロチップを埋め込むことによるデメリットは健康被害への懸念が主となりますが、決定的に死亡リスクが上がるワケでもなく、一概に決めつけるのも難しいところ。

マイクロチップは首輪や迷子と札とは異なり、外れない名札だと思って下さい。万が一、脱走して迷子になってしまった場合でも身元が分かるので、安心できる点はメリットです。

ワンちゃんやニャンコにマイクロチップを埋め込むのに必要な料金は動物病院によってまちまちですが、6~7千円前後(登録費用込み)が多く、「お守り代わりに」と付ける人が増えているのが実情。

動物ID情報データベースシステムによると、2018年6月現在の登録数は約177万件。内訳は犬が約140万件、猫が約37万件で犬のマイクロチップ登録数が圧倒的に多い状況です。

大地震があった地域ではペットが家から飛び出してしまい、保護されたものの飼い主さんが分からない子が相当数いて、東日本大震災の後にこの話が広まってからは飼い主さんのマイクロチップに対する関心がかなり高くなったようです。

東日本大震災の際、迷子札や鑑札を身に着けていた子は飼い主さんが判明しましたが、迷子札が付いていない子の飼い主さんが判明した数は数%だったようです。

果たしてマイクロチップは必要なのか?メリットとデメリットについてしっかりと理解し、愛犬・愛猫のために正しい判断をしてあげましょう。

マイクロチップってどんなもの?

そもそもの話で、マイクロチップって何?という方もいると思うので、簡単に説明していきます。(知ってる方は読み飛ばして下さい

マイクロチップとは、長さ10ミリ前後・直径2ミリくらいのアンテナとICを内蔵している電子タグのことで、生体適合ガラスで作られています。

チップには15桁の固有数字(個体識別番号)が登録されていて、そのチップを猫や犬の首周辺に埋め込み、専用の読み取り機器「リーダー」を使って番号を読み取ることができます。

マイクロチップをリーダーで読み取ったところ

リーダーで読み取るとすぐに15桁の番号が表示されます

このリーダーは動物病院や自治体がそれぞれ持っていて、地震などの災害時など、迷子猫を保護したときに登録された飼い主さんに連絡を取ることができる仕組み

マイクロチップ自体は電池を使うことなく、耐久年数は30年前後。1度埋め込んでしまえば、最期の時を迎えるまでは万が一の脱走に備えて…と安心感を得ることができます。

マイクロチップを埋め込む費用

マイクロチップを埋め込むのに必要な費用は数千円前後で、動物病院によって料金が異なります。他に登録費用として千円が加算請求されますが、これまでの経験では全て合わせても1万円かからない病院が多かったです。

我が家で多頭飼いしているチワワ2匹はペットショップに居るときから既にマイクロチップが埋め込まれていたので、追加でお金を払って付ける必要はありませんでした。

マイクロチップが埋め込まれているチワワ2匹

アスカとまーさんの首元にはマイクロチップが入っています
マイクロチップを埋め込んでもらう際の費用については、かかりつけの動物病院の先生に相談することをおすすめします。このページで紹介している金額はあくまでも参考費用として捉えて頂ければ幸いです。

マイクロチップのメリット・デメリット

「マイクロチップを埋め込むかどうか」を考える場合、メリットとデメリットを理解した上で決断する必要があります。

猫・犬にとっては皮下に埋め込まれるマイクロチップとは、いくら小さいと言っても異物でしかありません。

それでも登録数が増えているということは、やはり万が一の脱走や迷子、災害時に家から出て行ってしまい、迷子犬・迷子猫になった時のことを考えてだと思います。

では、それぞれメリットとデメリットを見ていってみましょう。

メリットについて考える

マイクロチップを付けるメリット

  • 脱走して保護されると連絡が来る安心感を得られる
  • 迷子札が付いていなくても安心できる
  • 地震など有事の際も安心できる

冒頭でも触れていますが、マイクロチップを埋め込むことのメリットは安心感が得られることです。いくら首輪や迷子札を付けていても外れる可能性があり、絶対ではありません。

首輪と迷子札についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、気になる方は合わせてご覧ください。

また、保護されたものの飼い主さんの連絡先が分からず、そのまま殺処分されてしまう子が一定数はいるのが現実です。

しかし、マイクロチップを埋め込んでおくことで、飼い主さんが判明してこのような悲しい出来事は起きにくくなりますよね。

飼えなくなった猫や犬を飼育放棄(捨てる)飼い主さんが増えているのも問題視されていますが、マイクロチップが入っているので防止策にも繋がっています。

マイクロチップの番号は日本獣医師会によって構成される「AIPO(動物ID普及推進会議)」のデータベースに登録され、動物病院や動物愛護センターなどから照会可能。

飼い主さんの情報も一緒に登録されるので、もし迷子になってもマイクロチップが体内に入っていれば照合することができるシステムになっています。

デメリットについて考える

一方、マイクロチップを埋め込むことによるデメリットも存在するのが事実で、以下がその例となります。

マイクロチップを付けるデメリット

  • 電磁波による健康被害が懸念される(影響はないとの見方が強い)
  • 埋め込んだマイクロチップが関節まで移動して破損するリスク
  • 単純に数千円の費用負担が必要となる
  • 盗難防止にはならない

体内に埋め込んだマイクロチップは電波を発しています。その電波に健康被害が懸念されていますが、日本獣医師会によると、体内への影響は認められないとされています。

これに関しては我々、素人では分からない部分が大きいので何とも言えません。動物病院で撮影するレントゲンやCTへの影響も殆どないとのこと。

マイクロチップを埋め込むのには専用の注入器を使用します。発表では痛みはないとされていますが、痛みへの懸念があるのであれば動物病院の先生に相談すると良いでしょう。

また、マイクロチップにGPS機能は無いため、ペットが盗まれた場合は無意味です。ペットの追尾&追跡が必要ならが出ているので検討してみて下さい。

マイクロチップ装着の義務化への動きも

日本でも着実に普及が進んでいるものの、装着率100%には到底及びません。

そこで、国が災害時の備えや飼育放棄対策でマイクロチップの装着義務化へと動き出していて、既に議論が進んでいます。

一部諸外国では、ペットへのマイクロチップ装着が広まっていて、スイス・フランス・ベルギー・オーストラリアなどでは犬へのマイクロチップ装着が義務付けられています。

結論、マイクロチップって必要なの?

食器棚の上から下を見ているれっちゅん

筆者が自宅で飼っている4匹の猫と犬にはマイクロチップを埋め込んでいますが、いつかは起こるといわれている大地震や脱走への備えにはアリだと思います。

猫は散歩には行きませんが、窓や玄関から脱走する可能性があり、犬は散歩中に逃げてしまうことが想定されるのが理由で、犬の散歩用リードには迷子札も付いています。

仮に逃げ出して保護されたとしても、飼い主さんの身元が判明しないことには家に帰ってくることが難しくなり、最悪の結果も予想されます。

犬2匹は最初から埋め込まれていたので、猫2匹に追加でマイクロチップを埋めましたが、費用は合わせて1万円台半ばでした。

安心を買うと思い、マイクロチップの埋め込みについて検討してみてはいかがでしょうか?

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